東北大学病院 病院長
張替 秀郎
東北大学病院はこれまで百有余年にわたって、日本の医療の発展に貢献してまいりました。同時に、東北地方における医療の要として、最先端の医療を提供するとともに地域医療を支えてきました。東北地方は、高齢化?過疎化がすすみ、解決しなければならない医療課題が山積しています。東北大学病院では、さまざまな革新的医療技術を積極的に取り入れるとともに優秀な医療人材を育成し、東北地方の医療の質向上と課題解決に取り組んでおります。
東北大学病院は厚生労働省から「特定機能病院」に指定されており、高度医療の安全な提供に加えて、その開発や研修を担っています。さらに、全国で最初に「臨床研究中核病院」の認定を受け、国際的水準の臨床研究や創薬、医療機器開発などを推進しています。2024年、東北大学は国際卓越研究大学の第一号に認定されました。東北大学病院も東北大学の一つの部局として、世界トップレベルの研究大学の実現に向け、総合大学としての強みを活かしながら、産学連携を積極的に推し進め、イノベーションホスピタルの役割を果たしてまいります。
東北大学病院の理念は「先進の医療を優しさとともに」です。患者さんに寄り添い、最善の治療を提供すること、高度な技術を駆使し、難治性疾患や希少疾患を含めたあらゆる疾患に立ち向かうこと、そして、すべての人の健康的な生活のために、未来に続く持続可能な医療の実現に向けて努力することを意味します。この理念のもと、教職員一同が力をあわせ、患者さん一人ひとりにより良い医療を提供するとともに、病院のさらなる成長と発展を目指してまいります。
皆さまのご理解、ご支援を宜しくお願い申し上げます。